フジロック2009旅行記 1日目−2

さて、相変わらず雨はあがらず、「雨のフジロック」続行中。
基地でPatti Smith をしばらく観ていて、このままゆっくりしていても良かったが
「雨天時の奥地への移動」を経験すべきだ、と今回初めてグリーンより奥へ。
この時にグリーンを横断する通路で山崎洋一郎を発見。取り巻きを連れるわけでもなく
リュックを背負い片手に折りたたみ椅子を持って移動する姿は、普通に「フェス」を
楽しんでいると思われ格好良かった。身長も高くてスタイルは完璧だった。
ホワイトに差し掛かると、橋のところまで溢れんばかりの人が。
ハナレグミがちょうど演奏していた。ボードウォークを進みオレンジコートに。
そこは降り続く雨で田んぼロックフェスティバルになっていた。
ヘブンへと進み、話題のピザを初体験。確かに旨いが出てくるまでの時間が長過ぎる。
ピザをほうばっていると、ステージには Tortoise が。
今年も金曜日がとても豪華に感じるのは、このトータスによるところが大きい。
興味はあってリスペクトもしているが、なかなか聴きこむ機会がない。
ジョン・マッケンタイアが誰なのかもあやふやである。
しばらくトータスを観て、グリーンへと引き返すことにする。


Paul Weller @ グリーンステージ
後方で座って観ていた。観るのは初めてだけど、評判通り渋くて格好いい。
2曲目くらいに「Changing Man」が演奏されたのが分かった。
ここら辺で雨がピークに。無敵なゴアテックスも染みたのか豪雨が隙間から入ったのか
ついに体に雨が浸入。そして冷える。座りながらガタガタ震える。
歯がガタガタ動くくらい震えたのは久しぶり。まさかのフジロックで体験。
こんなに豪雨ならむしろキラーズが来なくて良かったんじゃない?


○ Oasis @ グリーンステージ
せめてPA横の位置くらいで観るつもりだったけど、雨にとにかく打ちのめされ
後方の基地(ほぼ横断通路の前)から観戦。「fuckin 〜」が鳴って、バンドが
登場した時点から、もう一気に持っていかれた。サビだけでなくAメロもBメロも
歌いまくり。セットリストもほぼベスト的な内容で新作に拘ることなく非常に良かった。
そりゃ細かいライブの中身を観れば、結構ひどい内容かもしれない。
音はやや小さいし、リアムの喉の調子も決して良くない。
「Lyla」はテンポがやや合ってない箇所があったような気がしたし
Live Forever」は途中、声が出なくて歌ってなかったし。
でも、そんな細かい中身は、大学時代に擦り切れるほど聴いたCDとそれに付随する
個人的な思い出フィルターにかかれば、どうでもよくなってくる。
それに3月の来日に行ってなくて、個人的に約4年振りだったのも原因かもしれない。
始まる前に一緒にいた人に「僕ってオアシスがきっかけで洋楽聴き始めたんですよね」
って言ったら「そうなんだ。青春バンドなんだね。」っていうようなことを言われて
そうだよなー、オアシスってやっぱり永遠に特別なんだよなー、ってライブを聴きながら
やや感慨にふけってしまった。
最後の「I am the warlus」も実は生で聴くのは初めてで
思いっきり「フゥー!!」と叫べて気持ちよかった。


終演後も相変わらず降り続ける雨と帰途の大渋滞で辛かった。
本当に過酷な1日だった。でも、フジでオアシスが観れて良かったよ。