サマソニ13 大阪 2日目の感想

ここ数年はなぜか日曜日のみ参加が多いサマソニ
前日のミスチルはセットリストだけ確認したら、8割知ってる曲だったし観たかったかも。
今年驚いたのはシャトルバスがマウンテンの後方から発着してたこと。
最後もマウンテン終わりだったし、今までのところより便利だったかも。


Stereophonics @ マウンテン
もう10年くらい前によく聴いていた印象。サマソニストロークス、レディヘの
流れで出ていたのもちょうど10年前か。特に2枚目が好きだったし
1枚目も持っていたような気がするけど、多分もう売り払ってしまったなぁ。
まだだいぶ明るい時間で暑さも厳しかったけど、青空に突き抜けるような
男臭いボーカルと良質なメロディーでフェスの場に相応しい演奏だった。
最近はUS一辺倒でUKのバンドはあまり聴かなくなったけど、やっぱ王道のUKロックは素晴らしい。
後半の「Maybe Tomorrow」からは知ってる代表曲が連発されて最後まで盛り上がった。
特に絶対に観たいというわけでは無かったけど観れて良かった。
帰ってCDラックを調べたら1枚目から4枚目まで揃ってるやん!!


・M.I.A @ ソニック
M.I.A はアメリカのフェスで2度チラ見したことがある。
非常に興味深いバックグランドと音楽性でアメリカでも人気が高いけど
今年のサマソニではやや浮いてるような気もする。個人的にはトリでいいけどね。
陽気なスキンヘッドのダンサーと序盤からどんどん攻めてきて
曲間も間髪おかずにどんどん曲が繰り広げられる。
聴いたことはあるような気もするけど、いかんせん曲名までは出てこない。
サイドのスピーカーに飛び乗ったり、観客側の左右を分ける花道に降りてきたりと
盛り上げもさすがに上手い。自分も中央で観ていたので見事触れることに成功。
後半になってローゼズのために移動しやすいように2階に移動。
ここらで来るぞ来るぞとスタンバっていたら「Paper Planes」。
彼女の存在を更に一段高めたといえる超名曲。場内もさすがに反応がそれまで3倍くらい
になって大興奮といった感じ。それが終わればさすがに悔いはなくソニックを後にした。


・The Stoen Roses @ マウンテン
今年のサマソニはローゼズのためにあり。ちょうど日が沈むところで
暑さも一段落し、環境としては非常に整ったところで登場。
4人のメンバーを生で目撃するのはよく来日もするイアンやマニも含めて全員初めて。
そんな中で一番感動したのはレニ、復活前でもほとんど出てなかったので
レニってこんなんなんだと感動。1曲目は「I wanna be adored」、イントロから
まさしくローゼズがローゼズたる所以のような独特のリズムが刻まれる。
イアンのボーカルは確かに下手だけど、やっぱりこれもローゼズ。
観客も思い思いに揺れている、ローゼズなんて典型的な男のバンドだろと思うけど
女性も多くてビックリ。特に20くらいの若い女の子なんかがいると
もうその年齢でローゼズを観に来るとか、それだけでも凄いセンスの持ち主であろう。
途中、東京ではやらなかった「Sally Cinnamon」が入ったり
「Fools Gold」の永遠に終わらないようなジャムを挟んだりして1st中心に進んでいく。
「Made of Stone」が名曲なのは分かるけど、例えば「This is the One」って
こんなに良い曲だったけって再認識しながら大声で歌っていた。
なんなら1stの曲は全部演ってくれよっていう思いだったし、「Sugar Spun Sister」は
外れたのは残念だったけど、それでも好きな曲が沢山演奏されて充実したものだった。
最後の「俺は復活」を声を振り絞って歌い、アウトロを聴きながら退散。
スムーズに帰れたけど、最後に4人がステージ上でハグしたと聞いてやや後悔した。


今年のサマソニでは待ち焦がれた存在であった The Stone Roses を観れたこと
やや昔のバンド的な認識であった Stereophonics の格好良さを思い知らされてこと
M.I.A の超名曲「Paper Planes」を聴けたことで近年の中では非常に充実していた。
アメリカのバンドなんて一つも観てないけど、デスキャブが出た去年より満足度は高かった。