フジロック2009旅行記 2日目−1

うぉー、晴れた!!と叫びたくなるほど、とにかく晴れた。よかった、よかった。
今日は長靴を持たずに、捨てるのを覚悟で履き慣れたスニーカーで出発。
到着するとグリーンでは the birthday が演奏中。
今日はグリーン横断通路のやや後ろに基地を構えて、フジロック2日目スタート。
スタートと言っても今日は夕方までわりと暇なのでまったりモード。
ところ天国でメシを食べ、昼過ぎにドラゴンドラへ。
さすがに晴れた2日目の昼ということで、長蛇の列で結構待ったけど
あれやこれやと友人と話しているだけで、全然待ち時間が苦にならない。
相席のドラゴンドラを降りて、頂上に到着。下よりも適度に涼しくて
そして眺めが素晴らしくて気持ちいい。もし、今後フジロックに3日参加することが
あって、この日のように夕方からしか観るのがない場合は
開場すぐにイスを担いでドラゴンドラに乗ろう。そして、景色を見ながら
まったり昼寝したり本を読んだりしよう。もちろん、天気が穏やかなことが条件ですが。
帰りも結構な列が出来ていたので、トラキャンに間に合うよう慎重に考え下山。
さぁ、今からがライブタイム!!


○ Trashcan Sinatras @ レッド
スコットランドの良心が夕方のレッドに登場。ライブを観るのは初めて。
セットは新作と前作が中心。何か「これぞ良質なUKロック」と言えそうな
優しくソフトなメロディーが続く。それを客も心地よさそうに聴いている。
長いキャリアを持って、浮き沈みを経験しながらも、バンドとしての揺るがない
力強い「何か」を携えている。ずっとずっと活動して、良い曲を作っていって欲しい。
けれども、「Obscurity Knocks」はもう演らないの?


○ Bright Eyes @ レッド
サマソニ07の大所帯セットと「First day 〜」の微妙アレンジに完全なる
不完全燃焼だったブライト・アイズがコナーのソロツアーの合間にまさかの参加。
これは今年一番のサプライズです。リハーサルの段階で早くも緑シャツのコナーが
登場。どうも、最小限のアコースティックセットになるようだ。ガッツポーズ!!
コーラスの女性が何者かは不明だが、向かって左があのマイク・モギスで
右がネイト・ウォルコットか。コアメンバーだけで十分です。
ソロ曲を1曲挟んだだけで、残りは全てブライトアイズの楽曲を演奏。
そんな中で終盤に「I’m wide 〜」の曲を4曲も演ってくれた点で
あのアルバムが「人生の10枚」に入る、自分にとってはもう最高のライブだった。
ゆっくりと言葉を噛み締めながら歌う「We Are Nowhere And It's Now」「Lua」も
「Landlocked Blues」終盤でのネイトのトランペットも
語りから「At The Bottom of Everything」のイントロに入った時の歓声も
すべてが最高で感動的ですらあった。唾を飛ばしながら歌うコナー、大好きだ。
一般の認識とはずれるかもしれないが、自分の中では期待も大きかった分
「これ、今年で一番かも」とベストアクトに挙げたくなるくらい、素晴らしかった。