NY&デラウェア旅行記 4日目−1

7月22日(日)


午前中は何もすることが無いので、ホテルのベッドでダラダラ。
ホテルの外に出てみても、田舎だから何もない。
昼前にホテルを出て、フェス会場へ。
フェス最終日の今日はまず The Head and the Heart。
シアトル出身、サブポップ、インディーフォークというキーワードを聞けば
そんなに外さないのは容易に想像できるけど、事前に予習した音源はやはり素晴らしかった。
男女混成ボーカルで、かなり深めのフォークだけど、メロディーはしっかりしていて聴かせる。
都市的というよりはアメリカ郊外の自然豊かな土地がしっくりくる感じ。
で、肝心のライブは真昼間でバンドの世界観とはやや違う感じだけど
まだ唯一のアルバムから万遍なく演奏してくれた。
個人的に「Heaven Go Easy on Me」っていうアルバムラストの曲が大好き。
ボーカルの女の子が「素敵なフェスで素敵なバンドとステージを共有できて光栄よ」って
言ってたのが印象的。日本での知名度ももう少し増してきたらなぁ。


その後はデスキャブまで時間潰し。森の中だから日陰が多いから暑さもそこまで気にならないし
ハンモックで寝そべれるスペースがあったりするなどアトラクションにも工夫が凝らされている。
ステージ上ではCold War Kids が演奏している。今まで海外でも何回か見た気がする。
徐々に前方へ移動、終わったら人の波をかき分けてさらに前方へ進むと、すぐ隣に自分と同じ
ペースで前進している少年が。思わず目があったので「デスキャブ?」と尋ねると「ブラックキーズ!」だと。
さぁ、フェスでのデスキャブ。3日前にニュージャージーで観てるんで、今日はやや余裕あり。
「I will possess your heart」のお馴染みイントロからスタートし、定番曲が続いていく。
前方だけど、ブラックキーズ待ちが多いのかそこまで熱狂的な感じはない。
アメリカフェス特有なんだけど、好き嫌いに限らずバンドの演奏中にみんなうるさい。
フジやサマソニでも日本人は大人しく聴いてるけど、アメリカは雑談しまくる。
それに辺りもまだ明るいしで、3日前のホールでの大歓声と一体感比べると当然物足りなかった。
「A Movie Script Ending」や「We Looked like Giants」のような単独では無かった名曲を
後半に一気に持ってきて、選曲的には良かった。最後も「Soul meets Body」と「Marching Bands 〜」。
セットの時間的にはまだ余ってたけど、15曲くらい演ったので終了。
演奏も、バンドの状態も良かったけど、やはりやや消化不良感は否めない。
それは客の反応だったりとか、セットの短さだったりするけど、いずれにしろ好きなバンドを海外で
複数回観る時は昨年のようなフェス→単独の流れの方がベターだと実感した。
バンド的にも1年以上続いた「Codes and Keys」でのツアーもアメリカ本土はこの日がラストだったけど
(その後は日本とハワイだけ)こんな感じで良かったのだろうか。