NY&デラウェア旅行記 2日目−2

Modest Mouse は男気バンドってイメージが強く、インディーロックの中でもそれぞれの曲にクセが強くて、
曲ごとの思い入れの差が結構激しい。
まぁ、けど直近2作はわりとマニアック度は低めで、一般のリスナーにも広く受け入れやすい感じではあると思う。
最初は直近のEP(これも曲は粒揃い)から「The Whale Song」で、何かを挟んで「The World at large」
早速ハイライトが来ちゃった。
この曲はライブで聴くのは初めてでこのバンドには珍しい感じだけど
淡々と進む序盤のボーカルと哀愁満載のメロディーが個人的にツボ。
その後も「Dashboard」なんかが続いて、前日のデスキャブと同じくらいの大歓声が場内に響き渡る、
客層はやっぱデスキャブよりも全体的に野郎感が強い気がする。
バンドも相変わらずメンバーが沢山いるんだけど、Eric Judyがいない。
基本的にはアイザック・ブロックのワンマンバンドだけどエリックは確か創設メンバーだったはず。
自分の中ではウィルコで言えばベースの人(ジョン)がモデストマウスだとエリックに該当するイメージ。
要はフロントマンを支えるベースのオリジナルメンバー。
帰ってから調べたら子育てに専念するため半分脱退したような感じらしい。味のある風貌とプレイ振りだっただけに残念。
中盤以降はアイザックもパーカーはとっくに脱ぎ捨て、一気に半袖になって熱くプレイ。
アンコール序盤は「Satellite Skin」と「Missed the Boat」。どっちもミドルテンポな曲調ながらも
メロディーの良さが際立っていて好き。こういう曲もあるのがこのバンドの強みだろうか。
アンコール5曲目くらいに「Float on」を見届けたところでタイムアップ。
昨日のデスキャブより全体の時間が長引き、このまま残れば最終列車に間に合わなくなってしまう。
後髪を引かれる思いで会場を後に、後から調べたらその次にボブ・ディランのカバーをして終わったみたい。
十分満足だったけど、実は翌日も Modest Mouse を観ることになるのだった。