モントリオール&NY旅行記 4日目−4

観客の手拍子に応えて、バンドはすぐに再登場。アンコールの1曲目は新作の1曲目「Home is a Fire」。
これは正直残念だった、貴重なアンコール枠の最初を飾るほどの曲ではないのだよ、個人的に。
次に「Title and Registration」「The Sound of Settling」が続いた、やっぱり好きな2曲だ。
前も書いたけど前者の曲後半で入るクリスのキーボード、後者の「If i'd only thought of something charming to say」の
「charming to say〜♪」の部分のメロディーとベンの歌い方はまさしくこのバンドを聴く上での最大の魅力だと常々感じている。
ラストは「カラスのタイトル曲」しかあり得ないので、アンコールが5曲だとするとあと1曲あるはずである。
Styrofoam Plates や Expo 86 来い!!サプライズで405、はたまた Title Track来い!!」と願うが
無情にも「Transatlanticism」のイントロが流れてくる。
NYでの単独という最高のステージもいよいよ終わってしまう。
けどオシアガで聴けなかったので、ベンの歌う一言一言とその姿をしっかりと耳と目に焼き付ける。
キーボードからギターを持ち換えての最後の「Come on 〜」のリピートに観客も最後の歓声を振り絞る。
この瞬間はいつもニックとジェイソンのあまりに力強い演奏姿に見入ってしまう。
そして最後の音が止まりライブも終了、クリスの「Good Night New York!!」の挨拶でバンドは去っていった。
辺りはすっかり夜で真っ暗、イーストリバー越しにはNYの夜景が広がる。
初のアメリカでの単独、会場の素晴らしさ、セットの充実と長さ、変わらぬバンドの姿勢
本当に最高の夜で、はるばるNYまでやってきて本当に良かったと思った。