モントリオール&NY旅行記 4日目−3

1曲目は先日のオシアガフェス同様、「I will possess your heart」。
ベースラインから始まる長いイントロの後の歌いだしから観客も一緒に口ずさみ早くも単独特有の一体感が感じられる。
お馴染みの「Crooked Teeth」を挟んで「We Laugh Indoors」。ライブでは大概「Why you’d want 〜」と
この曲のどちらかは冒頭に持ってくる、昔はそんなに好きじゃなかったけど、最近になって良さが分かり始めた曲。
次に「A Movie Script Ending」を序盤で早くも投入、アンコールで聴きたかった気もするけど、やはり彼らを代表する名曲。
このライブではとにかく多くの観客がステージだけでなく後方を振り返っていたのが印象的。
ベンもMCで頻りに「後ろのキレイな景色を観てごらん、これが君たちの街だよ」と発言していた、
演奏する方もやはり特別なのだろう。「Long Division」に「Grapevine Fires」と前作の曲が続いて新作から「Code and Keys」。
この曲がはメロディーはデスキャブ節全開で素晴らしいんだけど、そのストリングスアレンジって本当に必要?
っていつも感じてしまう。ベンがキーボードに留まったまま、次にこの日最初のサプライズ「What Sarah Said」。
個人的には聴くのも2回目くらいじゃないかと思う、日本人には非常にアピールしやすい名曲だと思う。
大合唱のクラシック「I will follow you into the dark」を経て、新作のリードトラック「You are a tourist」。
現在のライブではベンの前にマイクが2本あって、片方は歌声をそのまま録音してエコーのようにすぐ繰り返せるように設定されている。
この曲冒頭の「This Fire Grows Higher」の節がこのマイク機能を駆使して繰り返される。
続いて「Underneath The Sycamore」、新作からの曲でライブでもわりかし多めに披露されている。
ベンの口から「We Have the Facts 〜の曲を続けるよ」の声に歓声があがり「Company Calls」「Company Calls Epilogue」。
この流れは初めて行った06年のロラパルーザを思い起こさせる。新譜を貶めるつもりは毛頭ないけど、
ここ2作くらいの曲群にこれらが入ることで初期の曲調、作風を懐かしく感じたりもする。
しかし自分的にはこの2曲よりダントツで「Title Track」が好きなので、2曲が演奏された時点で
「Title Track」の可能性がほぼ消え複雑な気分にもなる。「Stay Young , Go Dancing」は作風的には明るくてポジティブだけど
全体に優しい空気に包まれていてメロディーも素晴らしいので個人的には新譜の中でも気に入っている曲。
「Cath」にオシアガ同様「We Looked Like Giants」、2日前に観た光景が再度目の前で繰り広げられるが、
2回目でもベンとジェイソンのドラムの掛け合いにただただ見入ってしまう。
数えていたわけではないけど次くらいが本編最終曲かなと考えていると、ついに来ました「Marching Band of Manhattan」。
辺りもすっかり暗くなったこのNYの野外会場にピッタリの曲。歌詞にも出てくるイーストリバーがすぐそこに流れている。
もとから大好きだけど、この日は本当に特別な1曲になった。