ACLフェス&SF旅行記 4日目-3

去年の夏から続くオープニング仕様でメンバーがスクリーンから登場。
客煽りに登場するオレンジ軍団の兄ちゃん達も前に見た顔ばかりだ。
ウェインのスペースバブルは今回は惜しくも触ることが出来ず、「Worm Mountain」でスタート。
何回も観てきたリップスのライブで初めて「Race for the prize」以外の曲からのライブ開始。
正直に告白すると前2作のリップスを愛しすぎているがゆえに最新作にはそこまで夢中になれなかった。
そんな中でもライブで聴くと音源で聴くのとは違う発見もあって新鮮だった。
例えば「Worm Mountain」ってこんなにポップだったかな、もっとノイジーな感じじゃなかったかな、とか。
次に新譜の中でもさすがに当初からとっつきやすい「Silver Trembling Hands」を挟んで「She don’t Use Jelly」。
ライブで聴くのは久しぶりなこの不朽の名曲で会場は大合唱。
続いての「I can be a frog」は最近のライブでは新たな定番となっているらしく、
それはウェインの出す色々なお題について客席が反応するといういもの。
こういう時ってやはり言葉の問題もあるけどアメリカ人は日本人よりもアホになりきれるよな。
それでもウェインは物足りないらしく「She said I can be a cat」の後も
「猫なんて簡単だろ、ほらもっと大きな声で、カモーン!!」と煽っていた。
当たり前だけど動物によっては日本と全く鳴き声が違うのが面白かった。
「See the Leaves」「The Ego's Last Stand」と新作の曲が続いた後、スティーブンの「Pompeii Am Gotterdammerung」。
この曲のイントロをはじめ全編に漂うサイケな高揚感のようなものはリップスの中でも指折りだと思う。やっぱり好きだ。
最後は「Do You Realize??」、いつどこで聴いてもリップスのライブを締めくくるに相応しい名曲。
あっという間に1時間のライブは終了。こんなに短い尺ではやはり不完全燃焼な感じは否めない。
「Race for the prize」、「Yoshimi battles 〜」、「Yeah Yeah Yeah Song」等の人気曲が軒並み削られたのも
残念ではあるが仕方ない。それでも相変わらず幸福感に満ちた空間で、そしてアメリカでリップスが観れただけでも
やっぱり貴重な体験。それに翌月にはちゃんと日本にも来てくれて素晴らしいライブもしてくれたしね。



ティーブン



マイケル




The Flaming Lips !!