wilco@心斎橋Big Cat

本編2時間、アンコール2曲と本国に比べやや短いセットだったが、十分に wilco を堪能できるライブだった。
とにかく、ジェフも言っていた通り7年振りの来日、初めての単独だけあって客の熱気は凄まじく
ほぼ満員と言っていいくらいの入りだった。みんな、それぞれの歴史と想いを持って、この日を待ってたんだ。
大歓声に迎えられての1曲目「wilco(the song)」。前日のユーチューブ予習で初めて知ったメンバー紹介。
メンバー6人がそれぞれ紹介される。これが非常にカッコイイ!!
そして次に大好きな「I am trying to break your heart」が来て、その後はひたすら演奏に聴き入っていた。
「You are my face」でのジェフとジョンの優しいボーカル。
「A shot in the arm」でのマイケルとネルスの体全体を動かしての激しい演奏。
1曲1曲がとにかく新鮮に聞こえ、メンバーそれぞれを目で追って釘付けになる。
序盤は一切MCが入らなかったが、「Radio Cure」終わりくらいでジェフが「アリガトー」と言い
「7年振りだね、みんな7年前も来てくれたんだよね?」とか笑って客も拙い英語で
「センキュー・フォー・カミング!!」とか感謝の気持ちを叫んでて、微笑ましかった。
「Impossible Germany」の終盤ではまたしても凄まじいネルスのギターソロが入ったかと思うと
次には「Poor Places」「Reservation」と一転して静かな演奏になり、ジェフのボーカルが響き渡った。
この日のハイライトかと思うくらい良かったが、この2曲をこの流れで聴けたのは感慨深かった。
「Jesus , etc」ではお約束の観客の合唱。演奏前にジェフが客に「歌える?」みたいに聴いてたけど
自分の周りを含めて結構歌えてて、欧米には負けるかもしれないがキチンと合唱になってた。
「Heavy Metal Drummer」も大好きな曲で、結局昨日書いた思い出の「ヤンキー」からは7曲演った。
ほとんどが「ヤンキー」以降の4枚からの選曲で、初期のファンはやや不満だったかもしれないが
自分も含めた中期以降のファンにはほぼ申し分のないセットリストだった。
グレンがドラムから立ち上がって大きく合図をした「I'm the man who loves you」で本編終了。
アンコールは「The late grade」と「I'm a wheel」でこの日の公演は終了。


繰り返しになるけど、待ち望んだファンの熱気とそれに応えるバンドの演奏で
最高の空間が出来上がり、最高の夜になった。本当に大満足だった。
「ashes of american flags」や「via chicago」も聞きたかったけど仕方ない・・・。
と思ってたら2ch情報によるとセットリストには「via chicago」が書いてあったと。何ぃー!!
ジェフが最後に「see you soon!!」って言って去っていったが、こういう場合は往々にして
「どうも、ありがと、またね」くらいの意味ではあると思うが、けど期待せずにはいられないぞ。
もちろん、フジロックでの再来日を!!そして、アメリカでもう一度 wilco を観てみたい。