サマソニのThe Flaming Lips総括

そう言えば、今日の夜にエムオンでリップスの日、放送ですね。
そんな今更な秋の休日にサマソニ09のリップスの感想を。
大阪と東京を全編観ました。演奏した曲は東京が1曲多かっただけで
あとは曲順も演出もすべて同じでした。


曜日と場所が違えばここまで客の入りが違うのか!!
2階席までスカスカの大阪と後方まで超満員の東京。
必然的に声援は東京の方が多くなるから盛り上がるってことになるけど
結局は「自分の観ている場所」の違いなのだろうか?
中盤で観ていた大阪は周りのあまりの静かさに悲しくなり
かなり前方で観ていた東京はそれこそ盛り上がりが凄かった。
本当に来年からは2日の戻すのを考えた方がいい。
金曜日に楽勝で来れる客層にTFC、SY,リップスの流れはそりゃ人気無い。


オープニングの演出が本国と同じ仕様でやってくれて良かった。
内容はともかくスクリーンから一人ずつ出てくるのは分かりやすくて面白い。
ウェインの透明ボールウォーキングは大阪でもやってくれて感激。
しかし、東京の自分が観ていた左側前方は軽い将棋倒しのようなものが
起こってウェインのボールが地面に落ちそうになるという危うい場面があった
密度の高い東京でボールがスムーズに進まず落ちそうになり
密度の低い大阪できれいに進んだという不思議。
まぁ、みんな群がるから全体的な密度は関係なくたまたまか。


リップスのライブは「客も歌う」ってのをウェインも望んでいて
演出以上の多幸感を歌うことによって感じられると自分は思っている。
でも誰しもが熱心なファンではないので本国のような盛り上がりは難しいわけで
となるとシンガロング用のスローバージョンは「Yoshimi」だけでよくて
「Fight Test」は通常バージョンの方が良い、と思う。


新曲を2曲演奏した。最初にゴリラにまたがって歌ったのが
「Silver Trembling Hands」で中盤の方が「Convinced of the Hex」。
「At War 〜」は「Yoshimi 〜」の延長上にあった似たサウンドのアルバムだったけど
この2曲を聴くだけでは新作は新しい方向性に向ったのではないかと思わせる。


ティーブン・ドローズ(向かって左の面白い声を出す人)がやっぱり好きだ。
「アリガトー」の言い方ひとつで、あれだけ色々な声を出せて凄い。
だから2日とも「Pompei 〜」を聴けて感激。しかし、あの腹はなんだ?
衣装が重ねてあるから、あぁ見えるだけかとも思ったが
そうではなくて普通に腹が出ているね。セッティング時の季節を無視した
コート姿(東京)なんて惚れるくらい格好良かったのに。


「She don’t use jelly」を演らないとは何事じゃ!!