シアトル・サスカッチ旅行記 4−6

続いて「(モデスト・マウスの)アイザック・ブロックに捧ぐ」と言ったように聞こえた
「vein of stars」。最新作からの曲だけど、「ソフト・ブレティン」期を思わせる美しさを
持った曲で、しばし棒立ちで聞き惚れる。この曲の「25, 26,27」って節が大好き!!
続いて、お馴染みの「yoshimi battles 〜」ですが、こちらも初体験のシンガロングバージョン。
この日一番の大合唱で「オー、ヨシーミー!!」。自分はリップスを03年の本作を
レコード屋で視聴して知り、その他の個人的事情もあり、大好きなアルバムで
さっきの「Fight Test」も含めて、やっぱり感慨深い。
次にウェインが「次はスティーブンが歌うよ」って言った瞬間またもやガッツポーズ。
「pompeii am Götterdämmerung」!!。この曲は最新作の発売時は特にお気に入りでも
なかったがライブ動画でスティーブンの勇姿を見て、一気に大好きになった曲。
自分はウェイン以上にスティーブン・ドローズという天才ミュージシャンが大好きで
もともとはドラマーだけど芸達者で何でも演奏できて、自分の喉まで楽器になり
人間的な面でもドラッグに溺れ、ウェインに殴られたが、立ち直ってそれを克服し
長年のガールフレンドと結婚し、子供に恵まれ、現在は健康的に幸せに暮らすなど
波乱万丈な人生を送っており、魅力的な人間なのだ。ルックスも格好いい。
曲の方ではウェインが演奏中に大きなドラを叩くお馴染みの光景も見ることが出来ました。
そして、記憶があやふやであるが、この辺で「Taps」という曲が披露され
ウェインがトランペットを突き出し、観客が静かに一斉に手を挙げた。
自分もよく分からないが、これは海兵隊の軍歌か何かのようで、反戦のテーマとして
リップスはイラクからアメリカ軍が撤退するまで、ステージで演奏し続けるらしい。
同時に反戦と平和をテーマに長いMCが入って、いつものようにブッシュを批判。
ここで歓声と同時にブーイングも起きたことが、またアメリカらしい。
ブーイングを受けて「いや、誤解はしないで欲しい。ただ、戦争はとにかく悪なんだ。
ただ、それだけをみんなに伝えたいんだ。戦争は一刻も早く終わるべきなんだ」
というようなことを言ったように聞こえた。