シアトル・サスカッチ旅行記 2−2

さて、そんなど田舎なので交通の手段が何もなく(タクシーもなく)
とりあえず、日本から手配していたレンタカーのピックアップを試みる。
レンタカー屋までのグーグルマップを印刷して持ってきたが周りに何もないため
どの方向か全くもって予想がつかない。そもそも地図では近く車で5分と
なっているが、これって歩けば遠いんじゃ・・・。時間は11時過ぎだけど
土曜日のため店は昼の12時で閉店になるのだ。モタモタしてると間に合わない。
というわけで、こっちから行けないなら迎えにきてもらおう、と電話する。
つたない英語でも何とか意思疎通。「10分で行くから、待っとけ」とのこと。
まもなく現われたのは、GMのポンティアック。中から台本通りのアメリカの
田舎の兄ちゃん(ジョン・ストックトン似、以下ジョン、本名エイドリアン)登場。
早速、助手席に乗り込み、ジョンに営業所まで案内される。車中で
「(こんな田舎に)何しに来たの?」「サスカッチのために日本から来た」
「オー、クレイジー」などという会話を交わし、絶好の機会とばかりにデスキャブ好きを
アピール。「俺はデスキャブを見るために日本から来たんだ」と。ここでジョンから
大きなリアクションが返ってくると期待したが「へー、そうなん」程度の軽いノリ。
ここで「ワシントン州の若者はみんなデスキャブ好き」というのが妄想だったと思い知る。
営業所に到着すると、鍵が掛かっており、中には誰もいない。
そう、このレンタカー屋のこの営業所はジョンが一人で切り盛りしているらしい。
契約内容や保険の説明を聞き、早速、車へ。
「最後の1台なんだ」と案内されたのは、さっき乗ってきたポンティアック
「いやいや、この車かいな」と心の中で関西弁で突っ込み、言葉では一応英語で突っ込む。
そんなわけで、ジョンに別れを告げ、今来た道を車で戻り、先程のバス乗り場へ。
ここで遅れてバンクーバーからバスでやってきた同行のTさんと合流。
事前にメール等でやりとりしていたが、本当にこんな片田舎でお会いすることになるとは。
そんなわけで、2人になり、一応市街地らしきところにあるモーテルにチェックイン。
時刻は2時半頃になり、荷物を置いて、いざ、会場へ。
この時間は既に Beirut の時間帯だがそこは焦らず、ゆっくり行きましょう。



宿泊したスーパー8モーテル



旅のお供のポンティアック