モントリオール&NY旅行記 2日目−4

5枚目から「Soul meets body」を挟んで新作のリードシングル「You are a Tourist」。
ここまで印象的なギターリフを持った曲も今までにない特徴でビルスピなんかを思い出させ、このギターのゴリゴリした感じが堪らない。
そのままの流れでなんと「The New Year」。このオシアガフェス以降のセットリストの定番となった変更点が2つあって
1つがこの数年常に序盤2、3曲目までに演奏されていたこの曲が中盤以降に披露されるようになったこと。
曲の方は相変わらずの名曲。次はお馴染みの「Cath」、前作のやはりハイライトと呼べる曲だと思う。
続いてこのフェス以降の新たなセット2点目、演奏前にベンの「この曲演奏するのはかなり久しぶりだよ」の発言に
何だろう?と期待が膨らむ。言い方から察するに多分、今年のツアーではまだ演奏してない曲だろう。
ステージを観ているとクリスとニックがギターとベースを持ち変えている、となれば曲は「We Looked Like Giants」!!
前回の日本ツアーでは名古屋でのみ演奏した曲。確かに今年のツアーでは封印されていたので本当にサプライズ。
この曲のイントロから歌いだしの最初の部分はデスキャブの歴史でも随一のゾクッっと鳥肌すら立つ美しい瞬間だと思う。
サプライズはさらに続いて間奏部分でドラムセットが用意されジェイソンとベンのドラム競演が実現。
これは多分プランズのツアー以来だと思われるし、自分も初めて観たけど
その数分間は明らかにこの日のハイライトと呼べる瞬間だったと思う。
そしてこの日以降、この曲は今のところ常に本編終盤で披露されている。
「Giants」の余韻に浸っていると「最後の曲です、そして次は Flaming Lips だ」のあと「The sound of Settling」に。
パッパー♪の大合唱で最後に盛り上がり、バンドは手を振ってステージから去っていった。
「Transatlanticism」「Title & Registration」「A Movie Script Ending」などの代表曲の数々が演奏されていない、
演奏時間もフェスであるため約1時間。これだけなら不完全燃焼のファンも多いかとも思うが
久しぶりのデスキャブを観れたこと、「We looked Like Giants」のサプライズ
そして何より自分には2日後のNY単独が控えており、十分に満足のいく内容だった。
そしてラストを「The sound of Settling」で締めるのは実は非常に気持ちいいことに気付いた。


Death Cab for Cutie at Osheaga Festival 2011

1.I Will Possess Your Heart
2.Crooked Teeth
3.Why You'd Want to Live Here
4.Doors Unlocked and Open
5.Grapevine Fires
6.Soul Meets Body
7.You Are a Tourist
8.The New Year
9.Cath...
10.We Looked Like Giants
11.The Sound of Settling