デスキャブの新譜が完成したらしい

たまにはデスキャブのことも書こう。
Spin や NME が報じるところによれば新作は来年春にはリリースとのこと。
ただベンのインタビュー記事を読む限り、非常に複雑に感じる箇所が多々あって・・・。
http://www.nme.com/news/death-cab-for-cutie/53641
http://www.spin.com/articles/ben-gibbard-so-proud-new-death-cab-album


「新作はギターよりビンテージ・キーボードを多用した。」というところは
ギターロックとしてのデスキャブを愛する人間にとっては聴き捨てならないが
まぁ、肝心の音を聴いてからの話ではある。「Plans」も純粋なギターロックというよりは
結構キーボードをフィーチャーした感じになってるし。


問題は「最近は何カ月もツアーをするより、レコードを作ってる方が好きな気がする」
「2時間ステージで演奏するより、スタジオで曲作りしてる方がいい」という感じのの発言。
記事によると7月3日のイギリスでフー・ファイターズの前座で公演することが決まっているらしいが
新作で今までのような規模のツアーはするつもりがないとのこと。
メンバーは全員結婚か婚約もして子供がいる人もいるしで、家族と過ごす時間が今まで以上に大切になってくるし・・・
というようなことが書いてある。ベンについてはLAでの新しい生活も始まっているし。

前作(2008年)も春頃のリリースだったが、リリース前後に本国ツアーを始めて、コーチェラやボナルーの
フェスにも出演。ヨーロッパにも渡ってツアーを続けて、夏にはサマソニで来日。
年末くらいまで、またアメリカをツアーして一旦休止。年が明けたら2月に単独来日公演。
オーストラリアが続いてまたアメリカをまわって、最終的に夏にシアトルで2公演やって終了、という感じだった。
昔からライブ活動やツアーについては非常に精力的だったし、かなりの確率で来年のサマソニ
来てくれるものだと考えていたのだが。それが、ライブが今までのような規模でなくなるとしたら
非常に残念な話だ。もちろん、アメリカに観に行くというプランも常に検討中ではあるが。


今日は久しぶりにツアーDVDを観ていて、この頃からデスキャブは知っていたけど
現在ほど熱狂的に支持してたわけではない。けど、この頃(4thでツアーしてた頃)が時期的には
一番良かったんじゃないかと思えてきた。まさしくインディーレーベル所属のインディーバンドだった時期。
それ以降、「Plans」で完全に売れて、その次で全米1位で、みんな結婚(ベンは有名女優と)。
個人的にはベンがシアトルを離れてLAに住んでいるというのに大きな違和感を感じたりもするが。


まぁ、それでも一回も日本に来ないというのも考えにくいわけで
何よりあと半年もすればデスキャブの新しいアルバムが聴けて、また夏フェスや旅行の計画を立てつつ
日常のサウンドトラックになる日々が来るかと思うと、やっぱりワクワクしてきた!!