サマソニ感想(完全版)

coldplay 8/9 @ ocean stage
ライブを見るのは3回目だけど、一番良かった。
この日のパフォーマンスでネガティブな感想が出てくるのが
信じられない。確かにクリスのコンディションはイマイチだったが。
前半で早速、ヒット曲連発なのは驚いたが
最新作からの曲も含めて万遍なく披露し、ハズレの無い選曲だった。
基本的にはライブでのパフォーマンスも凝りに凝るバンドで
今回はフェスのトリなので多くは期待できないし
実際そうだったが、演奏場所を変えたりとかそういうのって
ちょっとしたことだけど楽しかった。アコースティックの
「the scientist」良かったよ。それと物議を少しだけ醸した
SMAPの「世界にひとつだけの花」の触りのみの演奏。
大いに結構です。自分は外タレの微笑ましい日本語MCも大好きです。
そんなわけでフェスのトリに相応しい幸福な空気に満ちたライブだった。
また、アメリカの大会場なんかで単独見てみたいなー。


Death Cab for Cutie 8/10 @ sonic stage
3ヶ月ぶりのデスキャブ。3年ぶりの日本でのデスキャブ。
大阪に来ると何かホームにバンドを迎えた感じで妙に安心するのは何故だろう。
こちらの選曲も細かい点を言い出したらキリが無いけど、概ね満足だった。
それで、バンドの演奏も客の反応も申し分なく、素晴らしいライブだった。
もっとフラテリス待ちの客が多いかと思ってたけど。
「the new year」が特に最近のお気に入りでライブで聴けて感慨深かった。
あとはサスカッチで演らなかった「title & registration」。
ベンがマイクのみを持って歌うのはこの曲だけなので新鮮ですね。
あまりに好きすぎて、クリスがギターからキーボードに移動するタイミングとか
全部覚えて、全部見届けたよ。とにかく、あのキーボードに入る瞬間が神々しい。
で、大阪オンリーでベン発のラブソング「I will follow you into the dark」を
演奏し、日本の観客はただベンの歌声に耳を傾けていたが、それでも最後に
「into the dark」をフライング(と言うか本来正しいタイミング)するファンが
何人かいてベンがにやっとするなど、面白い場面だった。
クリスのほんわか日本語MCは良かったけど、ベンの機嫌はそれほどでもなかった気がする。
言葉の壁が大きいと思うけどアメリカではもっと喋り捲るからね。
後半「Cath」が始まった辺りで、頭がグラグラして体調がやばいことになってくる。
それだけなら端で寝てたらいいんだけど、下のほうも急速に催してきて
意識朦朧のフラフラのまま個室のトイレに駆け込む。
その中で「soul meets body」と「sound of settlings」を聴く。
あとで音源聞いたら前者は一度やり直しているんだね。全く気付かなかった。
回復後は前に戻る気力も無く、2階も規制スレスレで座る場所も無いので
「transatlanticism」を少しだけ見て退散。
最後だけやはり悔いが残った。演奏も客もいい感じだったので尚更。
一部では春に単独情報も出ているので、大いに期待しています。


the Verve 8/10 @ ocean stage
このバンドはアルバム単位では聴かないし聴けない。
bitter sweet symphony
sonnet
drugs don't work
lucky man
の超名曲4曲のためのバンドであると思っていた。
で、実際に後の方で座りながら、この4曲を聴けた。
どれも大歓声が上がり前方は大合唱だったらしい。
そりゃ自分でさえグッとくるものがあったから
熱狂的なファンは堪らないだろうな。もう10年くらい前の曲だったけど。
体調が良ければ(というか回復はしていたけど念のため)前方の
合唱に参加したいくらいだった。まぁ、一人で歌ってはいたが。
リチャードが観客に指差したように、ステージ後方の空が
何とも言えずキレイな色に染まったいた。そんな環境で名曲を聴けた。
それだけで胸がいっぱいになった気分だった。
それにしても、最後「bitter sweet symphony」のイントロが流れ出した時
観客全員が何か声援を発して、全員が手を上げたよ。あの瞬間は凄かった。